青淵公園とイルミネーション

青淵公園とイルミネーション

青淵公園とイルミネーション

この時期になると、日本でも至る所でイルミネーションが点灯します。この公園もその一つです。

日本においてイルミネーションがこれほど盛んに行われるようになったのはいつ頃からなのでしょうか。以前は、クリスマスの時期には電線で連なった小さな電球でクリスマスツリーを飾り付けしていました。それが、今では、LEDの登場で広範囲な使用が可能になり、ツリーの装飾に留まらず、施設や街路の装飾にも使われています。この公園もそのLEDを多用しています。特に「青色LED(高輝度青色発光ダイオード:High brightness blue LED)」を用いることで、この公園の意味を表現しています。

青色LEDといえ、長い間技術的に実現が困難と言われていました。その困難を克服した人が中村修二教授です。現在は米国のカリフォルニア州立大学サンタバーバラ校にて教鞭をとり、合わせて研究もすすめています。この研究で、2014年にノーベル物理学賞を受賞しています。

偶然にも、日本の誇る二人の人物が時空を超えて、この公園で共演したのです。

この公園は、2009年にできた比較的新しい施設です。すぐ近くに渋沢栄一の生家があります。現在は広く公開されていて、当時の空気を感じることができます。この公園の名称「青淵:あおぶち」は、渋沢栄一の「号」から取っています。この号は個人の名前のひとつです。別の記事でも触れていますが、「青:藍色」と「淵:川の深い淀み」を意味しています。

是非、訪れてみてはいかがでしょうか。公開は、令和4年1月15日土曜日までです。

青淵公園はこちら。

contactお問い合わせ