埼玉県深谷市 深谷駅と青淵(せいえん)広場

埼玉県深谷市 深谷駅と青淵(せいえん)広場

埼玉県深谷市 深谷駅と青淵

車を有料の駐車場に止めて、深谷駅の駅舎に到着する前にこの広場を抜けて行くことができます。 この広場の中央に渋沢栄一の像が鎮座しています。そこには、このようなことが書かれています。 「道徳と経済の合一」の一節は、渋沢栄一の活動の基本であり、具体的な活動や事業に反映させていったのです。 この深谷駅は、1996年7月10日に、この煉瓦の駅舎に改築されました。駅舎の外観は、東京駅を模したものと言われています。 でもそれだけの理由で作られたわけではありません。深谷は渋沢栄一が近代日本へ向かう礎のその原点だったからです。 レンガ製造は一時期の深谷の産業となりました。渋沢栄一がドイツの技術者の指導のもと、設立した日本煉瓦製造株式会社による良質のレンガ製造が出来たおかげで、深谷は日本おけるレンガ製造の中心地となりました。ここで製造されたレンガは、近代日本の様々な建築物の使われました。 司法省(現法務省)・日本銀行・旧東京裁判所・旧東京商業会議所・赤坂離宮・旧警視庁・東京大学・東京駅、これらはどれも有名な建物ですが、深谷駅の現在の姿は、東京駅をモチーフにしています。なぜなら、渋沢の興した近代日本の重要建築の物理的な基礎となるものがレンガ製造だったからです。そこからもたらされたレンガを用いて東京駅が建築されたのです。そのレンガは文字通りの建築の基礎となる土台に用いられているのです。 深谷で作られたレンガの信頼性が高いということの証明ではないでしょうか。深谷駅の駅舎の建築にはその精神を受け継いだレンガを用いて建築されました。当時の日本(ひのもと)を憂い、この国を近代日本へと導いた渋沢栄一の想いを感じることができる風景です。 さあ、ここから深谷の旅を始めてみませんか。

渋沢栄一の像が鎮座する深谷市青淵広場の地図はこちら

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